「ちびくろ.さんぼ」

復刊して嬉しい『ちびくろ・さんぼ』瑞雲舎
文 ヘレン・バンナーマン /絵 フランク・ドビアス /訳 光吉夏弥

子どもの頃読んだ本で、印象に残っている挿絵が二つある。一つは『ピノキオ』で、これは絵本ではなく児童書だったと思う。小学校の学級文庫で読んだ。もう一つが『ちびくろ・さんぼ』で、こちらは保育園で読んだ絵本だった。
『ピノキオ』は、ピノキオのおじいさんが、鯨のおなかの中でランプを灯して、まるで部屋の中にいるかのように何か仕事をしている絵。
『ちびくろ・さんぼ』は、虎たちがヤシの木?の周りをぐるぐる回って、バターになろうとしているところ、どちらも現実には起こりえない、お話のシュールな現実。子ども心に、あまりの《すごさ》にぐいっとお話の世界に引き寄せられた事を憶えている。

『ちびくろ・さんぼ』は、ご存知のように、”差別……”で一時(10年以上かな?)姿を消していました。数年前に、(差別を感じさせないという意図で)題名と男の子の名前を変えて、発刊されたのを見かけた?のですが、あっという間に書店で見かける事はなくなりました。
『ちびくろ・さんぼ』が復刊され、
「パパ、ママが子どもの頃に読んだ本でね~トラがバターになちゃう~最後にホットケーキを焼いて~でも、今はこの本は、もうないんだよ。」と話していた本なので、子どもに実物を読み聞かせできて、とても嬉しいです。
サンボが、トラに食べられないよう一匹、また一匹と、切り抜けていく場面も、機転とユーモアがきいてて、ハラハラドキドキ楽しいです。


 ちびくろ・さんぼ

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