絵本ー竜

30年以上たっても、まだあったんだな~私の記憶にある絵本
りゅうのめのなみだ (ひろすけ絵本 1)
 病院の待合室で見つけて、手にとってみると…いわさきちひろさんの絵本でした。そうだったのね。親から絵本を読んでもらう事もなく育った私ですが、平仮名の読み書きは小学校前に覚えました。が、絵本もほとんど買ってもらえず、両親はいつのまにか字を読んでる私にびっくりするだけで、うーん…ともかく記憶と手元に残ったのはこの一冊だけ。(きっと、字を読んでるのを見て、喜んで買ってくれたのだと思う。)
でも、すごく感激したとか、大切にしたとかすてきな記憶じゃなくて、
「えっつ、こうやって終わっちゃうの?なんだか、納得いかない…。これで終わり?」
なんです。でも、ともかく字を読みたかった私は、何度も読み直していました。小学校高学年になっても、思い出したように、絵に惹かれて時々読み直したけど、やっぱり感想は、「なんか釈然としない…。」
久しぶりに手に取って、子どもに読み聞かせても…同じですね。ただ、当時は気がつかなかったのですが、言葉の響きが、すごく優しくてなめらかなんですよね。リズムが良いというのかな?もちろん絵も幻想的で。絵と文が絡み合って、中国(?)の不思議な世界に身を置けます。
「竜」というのは、《自己犠牲の象徴》なのかな?最近、宮沢賢治作の「竜のはなし」を購入して、「りゅうのめのなみだ」との共通するものを感じました。ただ、こちらは結構残酷な感じが…。とても良い絵本なのですが、何かこう本を開く時は、勇気が必要です。



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